子ども帰る

 昨夜はその後いろいろ考え事をしだしてしまい、不安感に襲われ「コンスタン」を1錠服用し、明け方になってうとうとできた。7時には子どものテレビ番組のおかげで起きていた。朝食後、「外に遊びに行きたい」という子どもに付き合い、団地の中のグラウンドや公園へ。寒い寒いと戻ってきた。お昼すぎに睡眠不足を補うようにちょっとうとうとした。
 夕方になって家族が合流。奄美から送られてきた「あざんやす」という、フキのような植物と豚肉を煮込んだ料理を食す。実はこれは大好物で、送られてくると毎日でも飽きずに食すのだが、今年は別居中ゆえ食べることも少ないだろう。
そしてあいかわらず、僕はつれあいとはろくに目をあわさない。たぶん、彼女が「うつ」を理解して受け止めるという覚悟ができるまで、このギクシャクした関係は続くと思う。最後までその「覚悟」を彼女が持たなかったときはどうなるのだろう。
この前、上司がこのような例えをしてくれた。「君は今、両足骨折した人がギブスして歩けないのとおんなじで、頭にギブスをしている状態なんだ」。だから仕事のことや所属している法人のことは何も考えるな、ということでの話だったのだけど、ようは、このような一般化した見方ができるかどうか。「近所の目」を気にするだとか、「いっしょにいるとストレスがたまる」ということは、それは「足のギブス」のようには見えていない、ということ。「病気」として受け止めて、いっしょに歩んでいってくれるのかどうか。彼女は「誰にも相談できない」という。足のギブスだったら「いやー、うちのつれあい骨折しちゃってサー」って言えるはず。それがいえないのは、極端に言えば精神疾患に対する差別意識だ、とも思う。
 あーあ。また変なこと考えちゃった。きっとまた後でまた考え出して不安になって眠れないんだ。
 家族は夕食後に帰っていった。